2017年08月29日 07:25更新
電気工事など工業技術を競う大会「第17回高校生ものづくりコンテスト」の北信越大会に、県立上越総合技術高校3年生の石田奏(そうる)さんが出場する。
電気工事科3年の石田さんは8月9日に開催された「ものづくりコンテスト 新潟県大会」の電気工事部門で2位に輝き、9 月に開催される北信越大会出場の切符を手にした。
北信越大会に向けて、この日は本番を想定して配線工事の練習に没頭していた。競技時間2時間10分。この間に縦横1.8mの垂直パネルに、施工図に従って、工事を完了させなければいけない。
電気工事には、もともと興味があったという石田さん。自ら大会に出たいと願い出て、今年の5月から本格的に練習をはじめた。最初は時間内に収まらず苦戦していたというが、この日は1時間54分で工事を完了させた。まだ粗さはあるものの、スピードが上がっている。
夏休みを返上し、朝9時から、遅い日は夜7時まで、一人もくもくと技術を磨いている石田さん。「全国大会にいきたい。新潟工業も強いが、そこを乗り越えなければ」と向上心に余念がない。
石田さんを大会に誘い、指導している顧問の稲川淳也 教諭は「本人にすごくやる気がある。いちばんきつい夏をのりきった。3年生は忙しい時期でもあるが、全国まで行ってほしい」とエールをおくる。
ものづくりコンテスト北信越大会は、9月9日に長野工業高校で開催される。
※2017年8月29日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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