2022年10月31日 16:58更新

 新人2人の一騎打ちとなった妙高市長選挙は30日（日）に投開票され、前観光商工課長の城戸陽二さんが前市議会議員の宮澤一照さんを破り、初当選しました。

開票の結果は城戸陽二さん9844票。宮澤一照さん6444票。城戸さんが3400票差で宮澤さんを抑え初当選しました。投票率は62.86パーセント。前回にくらべ0.25ポイント高くなりました。

城戸陽二さんは一夜明けた31日（月）、妙高市役所で当選証書を受け取りました。

城戸さん
「皆さんの思い、責任の重さを実感している。安心して暮らし続けられる妙高を目指して、人口減少に挑戦したい」

城戸陣営　新井商工会議所

30日（日）夜、城戸さんの陣営は支持者およそ150人が新井商工会議所に集まり、開票状況を見守りました。午後10時に確定票が読み上げられ当選が伝えられると会場では歓声があがりました。

城戸さんは「これからがスタート。皆さんと約束した、市民とつくる妙高『やろうよ！妙高』を実現していきたい」と感謝を述べました。

また、城戸さんを支持していた入村市長は今回の勝因について「市議会議員14人が城戸さんを応援している姿に、市民も理解したのではないか。（市政運営は）上から目線は絶対にダメ、市民から意見を聞くことを一番大事にしてほしい」と話しました。

宮澤陣営　関山神社

一方、宮澤さんは結果が出た後に会場に入り支持者に挨拶しました。

 宮澤一照さん
「結果は残念だったが、私自身一生懸命皆さんの訴えを出したかった。しかし組織にやはり勝てなかった。私の不徳の致すところで申し訳ない。票は票だが、言いたいことを言えた選挙だった。今後の妙高市の発展を願っている」

31日（月）、城戸さんは記者の取材に応じ、今回争点の一つとなった新図書館の建設を進めること、そして子育て支援に関する政策を新年度予算の編成にも盛り込んでいきたいと意欲を見せました。

城戸さん
「子育て支援に重点をおいていく。妊娠期から子育てまで一貫したサポート行う『こども家庭センター』の設置、保育園から中学校までの給食費無償化に取り組みたい。市民の声をよく聞いて、市政に関心を持ってもらえる取り組みをしていきたい」

新市長の初登庁は、11月25日です。