2022年10月21日 03:29更新
地域おこし協力隊の活動を体験することでふるさとの魅力や課題を学ぼうと、県立久比岐高校の1年生が19日(土)に柿崎区の中山間地を回りました。
体験授業は国立妙高青少年自然の家が企画して、久比岐高校の1年生31人が参加しました。
講師を務めたのは、地域おこし協力隊として柿崎区下牧地区に2年前に着任した筒井惇貴さんです。現在、古民家に住みながら米やソバの栽培村道の整備などに取り組んでいます。
生徒は地域おこし協力隊の仕事として、生活道路の整備を体験しました。中山間地の道路は山肌から土砂が流れ込むため、安全な通行の確保が欠かせません。
生徒はこのほか築150年の古民家を見学しました。筒井さんは天上や壁を覆うススには防虫や雨漏り防止の効果があること、夏は涼しいが冬寒いことを説明しました。
生徒
「僕は住みたい。解体(リフォーム)とかして楽しみたい。(筒井さんの活動が)人のためになっていてよく感じた」
生徒
「住むことはできないがこっちに来て活動することはできる感じがした。道路整備や(空き家)解体問題についてしっかり考えながらできたらいい」
筒井さんは東京都の出身で農業の経験はまったくありませんでした。子どものころから田舎暮らしに憧れがあり、柿崎区の環境を気に入って協力隊に採用されました。
筒井惇貴さん
「いろんな経験をして山での暮らしも良いなと思ってもらえる子が出てくると嬉しい」
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.