2022年09月27日 19:26更新
妙高市の入村明市長は、27日に開かれた妙高市議会定例会の最終日で、10月の市長選挙に立候補せず引退すると表明しました。入村市長は、新井市長をふくめた5期20年を振り返り、「豪雪や災害など、市民のみなさんを守ることを最優先に取り組んだ」と話しました。
入村市長
「これまで20年間、激動だった。最優先事項は『市民を守る』。平成25年までの3年間の連続豪雪、平成25年の矢代川破堤では人的被害がなく安どした。次に続く人も未来に向かって、果敢に挑戦してほしい」
この後、記者会見が開かれ、入村市長は新井市長をふくめた5期20年の実績として、財政の健全化や全国32番目の国立公園として、妙高戸隠連山国立公園を分離独立させたことなどをあげました。
入村市長
「全国32番目の国立公園にしてもらえたのは、人脈があったから。時間がかかったが、ビジターセンターだけではなく、(登山者からの)入域料、ライチョウ調査、環境保全をやれて良かった」
一方で、市政の最重要課題としてきた人口減少対策については、難しかったと振り返りました。
入村市長
「人口を増やすのは至難の技。ハンデのある妙高市では難しい。まずは現状維持」
また引退の理由については、今年7月に75歳となり、区切りをつけたかったと話しました。
入村市長
「時代が激動、私でいいかという所も出てくる。私には越えられない課題が出てくる。勉強して対応できるか自問自答した」
10月30日に行われる妙高市長選挙については、後継指名はしないとしています。そのうえで、立候補を表明している前の商工観光課長、城戸陽二さんの事務所開きに出席した理由を問われると…。
入村市長
「『来てください』と言われたから。誰にも公平、依頼があれば公務以外の時間で手伝う」
入村市長は11月24日(木)に任期満了を迎えます。
入村市長
「次に引き受けてもらう価値をつくり、残りの任期を頑張りたい」
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