2022年09月22日 17:00更新
去年小田急電鉄や京王電鉄の走行中の列車で乗客が襲われた事件を受け、不審者に対応する訓練が今月22日(金)にJR柿崎駅で行われました。
訓練は長岡発柿崎行きの普通列車で米山駅を発車後に刃物と液体を持った不審者が暴れるという想定です。車内では乗客に扮したJRの社員がSOSボタンを押し運転指令所を通じて110番通報します。
列車が柿崎駅に到着すると、乗務員が非常用ドアコックを使ってドアを開けすみやかに乗客を避難させます。
そのあと犯人が現れたところを現場に駆け付けた警察官が取り押さえました。走行中の列車を使った訓練は県内の在来線では初めての試みです。訓練にはJR新潟支社から35人、上越署や鉄道警察隊などから13人が参加しました。
訓練終了後には駅員を対象にさすまたの使い方を学ぶ講習会が開かれました。鉄道警察隊によりますと県内ではこれまでに列車内で乗客が襲われるテロまがいの事件は起きていないということです。
大関久章 JR長岡駅長
「車内で発生したときは乗務員の指示に従って安易に犯人に近づかすその場に留まる」
水上英俊 鉄道警察隊長
「非常通報ボタンを非常時は躊躇なく押して、なるべく遠くへ逃げる」
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