2022年09月07日 16:44更新
老朽化で建て替えが決まっている上越斎場は来年度に着工され、再来年12月からの利用開始を目指していることが分かりました。施設の基本設計が7日(水)に開かれた上越市議会厚生常任委員会で示されました。
新しい上越斎場は上越市居多地内、現在の斎場の向かい側に建設されます。建物は2階建ての鉄筋コンクリート造りで延べ床面積は2385平方メートルです。火葬炉は現在の4基から5基に増やし、火葬から納骨までの時間が現状より45分短い、1時間45分となります。
火葬炉とつながる告別室は3室、その左右に収骨室が2室設けられます。また遺族のプライバシーに配慮して、待合ゾーンを左右2つに分けるほか、エントランスホールは化粧壁で2分し、2つの通路を設けることで、利用者が交錯せずに、交互通行できるようになります。待合室や待合ホールからは海が見えるようになっています。
また建物入り口部分には、雁木づくりをイメージした奥行14メートルの車寄せが設けられ、2家族が同時に棺を運搬できます。
あわせて現在の斎場は解体されたあと、鎮魂の場として桜の庭にするほか、大型バスなどの駐車場に整備されます。施設全体では普通車55台、バス8台が駐車できます。市では来年度から建築工事を始め、再来年12月からの利用開始を目指しています。
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