2022年08月22日 15:05更新
任期満了に伴い今年10月に行われる妙高市長選挙に立候補を表明している前の観光商工課長 城戸陽二さんと、市議の宮澤一照さんの両陣営が20日(土)に事務所開きしました。
城戸陽二さんは、妙高高原町出身の現在55歳です。妙高市で国体推進室長や観光商工課長を務めました。事務所開きには、後援会や妙高市選挙区の横尾幸秀県議をはじめ、現職の入村市長、市議会議員は議会の半数を超える11人が集まりました。
入村市長は「合併後、城戸さんといろいろな仕事を一緒にやってきた。彼は立派な人間。私も任期の間やり抜いて、新たな時代に引き継ぎたい」とあいさつしました。
城戸さんの後援会長をつとめる中学時代の恩師、長﨑一男さんは、知名度が低いことが課題として支援を呼びかけました。
後援会長 長﨑一男さん
「32年間、市役所の職員として培ってきた様々な経験を生かした発想力や統率力などは、新しい妙高市のリーダーにふさわしい人物。彼の人柄を市民に知ってもらえるよう、共に力強く進みたい」
城戸陽二さん(55)
城戸さんは、行政経験を経て一公務員でできることに限界を感じたことが立候補の理由だと話し、現在の市政をさらに発展させたいと決意を述べました。
城戸陽二さん
「妙高の抱える課題は『人口減少』。この課題に真正面から向き合い施策をしていきたい。現市政の優れている施策を継続し基礎としながら、次の時代にあった形に発展させていきたい」
一方、宮澤一照さんは、妙高市関山出身の56歳。妙高市議会議員として現在5期目です。また、旧妙高村の村長だった父の宮澤英雄さんから燕温泉の旅館を引き継いでいます。
事務所開きには地域政党「妙高はね馬クラブ」の会員や旧妙高村の住民、また、秋山三枝子県議などおよそ30人が集まりました。
はじめに、後援会長を務める市議の渡部道宏さんが、宮澤さんは現市政をリニューアルして、市民に納得いく形に組み替えてくれる人だと話しました。
後援会長 渡部道宏さん
「昔からあったものを使っていく、お金かけずより使いやすいものにする。税金(の使い方)を少なくして、余った分を違うところに使うのが宮澤さん。今一番落ち込んでいる旧妙高村から声を上げてくれたことに大きな意義がある」
宮澤一照さん(56)
宮澤さんは民間の発想を取り入れながら人口減少に立ち向かうと訴えました。
宮澤一照さん
「現職の力が強すぎる。それが足かせとなり、地域が発展しないのも現実。市民の意見を吸い上げることができていない」
そのうえで、入村市長が進めてきた新図書館の建設計画については、規模を見直すべきだと訴えました。
宮澤一照さん
「新図書館をつくり年間でかかる経費は、およそ7000万から8000万円。10年間で8億円。このお金を、皆さんが必要としている子育てや介護などに使える。人口減少問題はそこから手をつけることが大切」
妙高市長選挙は10月23日告示、30日に投開票されます。
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