2022年08月07日 19:08更新
上越市頸城区の恒例イベント「くびきの祭典」が7日、百間町周辺で3年ぶりに開かれ、多くの家族連れや子どもたちで賑わいました。
地元出身アーティストRafveryの歌声で幕を開けた「くびきの祭典」は、45年前に旧頸城村の青年が地域を盛り上げようと始めたもので、コロナ禍により3年ぶりの開催です。会場となった百間町ではユートピアくびき希望館を中心に飲食や雑貨をはじめ、射的や水ヨーヨーなど、およそ60のブースが並び、多くの家族連れで賑わいました。
訪れた小6の女子「最近まつりが色んなところで中止になっていたので、やっぱりワイワイしていて楽しい。射的がずっとやりたかったので、会場にあると聞いて楽しみでした」中3の男子は「まつりがあるっていうのが楽しい。射的や宝探しやカキ氷食べたり、友だちとしゃべったりしていた」と満喫していました。
屋外ステージイベントでは、頸城中学校の生徒たちをはじめ、様々な地元グループがパフォーマンスでイベントを盛り上げました。
今回のまつりは地元の若者有志が企画・運営に携わり、例年のまつりとは違う工夫を取り入れました。そのひとつが若い人に仕事について考えてもらおうと企画した体験教室です。参加した子どもたちは普段味わえない体験に目を輝かせていました。
押し寿司づくりに参加した中2の女子は「頸城区の魅力を調べるために押し寿司が有名と聞いて、このイベントで体験できると聞いて参加した。はじめてつくったけど足で踏んだり、色んな具材使ったりしておもしろかった」と話していました。
中でも人気を集めていたのが、小型ショベルカーに乗って作業員の指示の下、籠に入ったカラーボールを隣の籠に移す重機操作体験です。小6の女子「最初はちょっと難しく感じたが、結構慣れると楽しくなってよかった。ちょっと建設とかやってみたいと思えた」中1の男子「楽しかった。これを毎日やるのは暑いかな。夢はサッカー選手だけど…こういう仕事もいいかな」と話していました。
企画に携わった若者有志の村松卓弥さんは「ここ何年間は半日だったりと少し寂しいくびきの祭典だったが、今回色んな他の地域の人から『頸城が本気出した』といわれた。まさに『本気出しましたよ』と言いたい。皆さんが良いと思ってもらえれば。ダメだった部分は来年度以降の引継ぎ事項となる。またバージョンアップしてどんどん良くなっていけば。まずは行動すること。今回僕が壁を打ち破ったので来年もその壁をさらに良いものにしたい」と話していました。
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