2022年04月27日 19:02更新
上越市の中川市長が先週19日(木)、高田本町商店街との懇談の場で「直江津に商店街はない」と発言し、波紋を呼んでいることで、市長は近く商店街の関係者と直接面会し、謝罪する意向を示しました。
2022年04月19日
中川市長が持論 本町商店街をITビジネス街に
中川市長は27日(水)に開かれた定例記者会見で、発言の真意が伝わらず誤解を招いたとして、次のように話しました。
中川市長
「真意がうまく伝わらなかった所がある。誤解を与えた部分はお詫びを申し上げる。今後も商店街の活性化に向けて関係者と話し合いを重ねて協力していきたい」
記者
「高田と直江津の商店街関係者から抗議があったのか?」
中川市長
「少なからず聞いている」
記者
「それは市長の所に直接?」
中川市長
「私の所に直接ではない」
記者
「市当局の方に?」
中川市長
「はい」
これに対し、記者からは誤解という中で、言葉の伝わり方についてどう感じているのかと質問があり、小田基史 副市長が次のように述べました。
小田副市長
「全てを把握しているわけではないので、真意は私自身図りかねる部分がある。直江津の商店街について『商店街はない』の発言は前後の脈絡もあったと思うが、そこは言いすぎだったと考えている」
記者
「市長自身も言いすぎだったと思っているか?」
中川市長
「そうですね。どちらかというと高田の商店街との付き合いは昔から少しあり、議員の立場でも地域おこしに携わっていたこともあるが、そういう意味では直江津の皆さんとの今後の信頼関係を作っていかなければ」
記者
「釈明する場がこの会見ではないのか。記者の背後には市民がいる。ここで説明しない理由がよく分からない。どうして言えないのか」
中川市長
「どちらにしても、きちんと批判を受けて、それに対して答える方が整理される。どちらにしても近々会を開いて説明したい」
また来月行われる県知事選挙をめぐり、中川市長が県立柿崎病院の県営を廃止せず、存続させることを交換条件にしたうえ、現職の花角知事を支持すると表明したことについて、次のように述べました。
記者
「約束を守ってもらえる担保が何かしら得られたと感じたから花角知事の支持を表明したのか」
中川市長
「雰囲気としてはそういう雰囲気がある。柿崎病院は無くす前提ではないという話を聞いている」
記者
「それは花角知事から直接聞いたのか?」
中川市長
「記者会見とか色んな中で、そのような発言をしているので」
記者
「これまでの知事の発言を総合して市長がそう捉えているのか」
中川市長
「はい。ただ規模縮小とかの話はあるかもしれない。どちらにしても柿崎は診療が非常に弱いところなので、無くなると困る認識は変わっていない」
柿崎病院の今後について、県の地域医療政策課はJCVの取材に対し、県立病院の見直しは現在検討を進めており、結論は出ていないと答えました。
中川市長は来年度から自治区ごとに独自予算を配分する方針です。それに向け今年9月までに各地域協議会にまちづくりビジョンの提出を求めている日程について、記者から「間に合うのか」と質問があり、次のように答えました。
中川市長
「自治区によって進捗具合が全く違う。その様子を見ながら判断していきたい」
記者
「まったく間に合わなくなるのでは」
中川市長
「4月の段階、まだ1か月しか経っていない。スピード遅れているのなら速めてやっていく」
記者
「地域協議会は無償の人たちがやっている。行政のスタッフではない。市長の話を進めるとすれば、地域協議会の委員には毎日のように出てもらわないといけなくなるのでは」
中川市長
「それも職員と協議しながら進めたい」
中川市長が3月議会で示した通り、9月のまちづくりビジョン提出を経て10月に各自治区で独自予算の編成がはじまるかどうか注目されます。
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