2017年08月06日 16:49更新
上越市の五智交通公園内に保存展示されている蒸気機関車「D51」の清掃活動が、6日行われ、鉄等OB会のメンバーらが作業に汗を流した。
SLの清掃活動は、15年前までJR東日本鉄道OB会直江津支部が市の委託を受けて行っていたが、高齢化等の理由により活動を終了。しかし、大切なSLを錆びや風化から守りたいと、再び鉄道OB会直江津支部が呼びかけ、去年、清掃活動を復活させた。
今年は子ども達も参加しやすいよう、実施日を6月から8月に変更。児童4人の他、幼児も参加し、車体を雑巾で拭いたり水で洗い流すなどの作業が行われた。清掃を行った児童からは「錆付いてたりしてちょっと汚いなと思った」「機関車がきれいになって走ったらいいなと思っている」などの声が聞かれた。
「 D51」の愛称で親しまれているD51型式機関車は、昭和47年、羽越線の電化に伴いその役目を終えた。
「機関車と機関士は親子のような関係だった。になるともう一度乗ってみたい。」鉄道OB会のメンバーは、清掃作業を行いながら当時に思いを馳せていた。
作業終了後、頑張った子ども達にOB会からご褒美が。車体の前にある煙管ぶたが開けられ、内部が公開された。
児童は目を輝かせながら「中身の構造がすごく複雑だなと思った」「また、出来たら掃除に参加したいと思う」などと話していた。
上越市では、車窓からSLが見えるよう、去年の冬、線路との間にある立木を剪定しました。
JR東日本鉄道OB会直江津支部の牛木支部長は「えちごトキめき鉄道の車掌さんも、車窓D51が見えます!直江津は鉄道発祥の地ですと一言アナウンスしてもらえたら」と笑顔で話す。
鉄道OB会では、将来的にSLの保存場所を直江津駅前に移せるよう働きかけをしていく予定。
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