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はんが甲子園 今年もオンラインで開催/佐渡テレビジョン

2022年01月20日 15:34更新

オンラインでの本戦大会の開催が決定したはんが甲子園大会。あいかわ開発総合センター(佐渡市相川地区)で本戦大会を前に、はんが甲子園初戦審査会が14日に行われました。

今年で22回目を迎えるはんが甲子園は、佐渡の人々との交流を通じて歴史や文化に理解を深め豊かな想像力と創作意欲を育むため、全国高等学校版画選手権大会実行委員会が主催し行っているものです。

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この初戦審査会は本戦大会を前に行われますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大のため東京都在住の審査員長日本版画会理事長の小林敬生さんは来島困難であることから、予備審査とオンラインによる審査員長の審査に分けて行われました。

予備審査のこの日は佐渡版画村理事長 中川順子さんのほか、2人の補助員で審査を行いました。3人の審査員は掘り、刷りなど版画の技術や表現方法など作品を手に取りながら丁寧に審査しました。

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はんが甲子園は生徒3人と監督教諭が1チームで参加する団体部門と、1人1作品を応募する個人部門があり、北は北海道から南は広島県まで26校、168作品の応募がありました。作品のテーマや色は自由で木版画を中心に様々な技法を用いた高校生ならではの感性が光る作品が並びました。

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佐渡版画村理事長の中川順子審査員は「今回はドライポイントや紙版画の作品が多かったです。本選で求められるのは木版なので、その生徒たちがここまでできている技術が、木版になったときにどこまで作品にできるのか興味もあります」と話していました。

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はんが甲子園大会事務局の濱野浩さんは「それぞれコロナ禍にあって、子どもたちが非常に熱のこもった作品を制作して応募してきたかと思います。作品から力を感じます」と話していました。

そして、予備審査を終えた作品は1月19日に小林審査員長の審査が行われ、最終結果が発表されました。

今年は14校が団体部門本戦への出場が決まりました。本戦には過去16回本戦に出場しているはんが甲子園常連校の静岡県立伊東高等学校 城ケ崎分校などが名を連ねるほか、佐渡からは佐渡高校と佐渡中等教育学校が選ばれています。

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個人部門ではサドテレビ賞を受賞した佐渡中等教育学校の本間 佑希さんをはじめ、10人が受賞しました。

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本戦出場が決まった学校は佐渡をリモートで取材し、2月19日から作品作りを行い、3月28日の閉会式には高校生版画日本一の座が発表されます。新型コロナウイルスの感染拡大により去年に引き続き、オンラインでの開催が決定した本戦大会。その一方で例年、協賛金や寄付金があった企業や個人の減少により大会運営が厳しいのが現状です。

本戦大会へ出場する生徒たちは佐渡島内で作品作りを行うため、宿泊費や旅費などを一部大会運営費からまかなっているほか、会場費などを含め大会には年間600万円程度の経費がかかります。

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去年のオンラインでの開催では、大会運営費はおよそ340万円と例年より運営費は少なくなりましたが、はんが甲子園大会事務局では今大会から大会運営費の一部をクラウドファンディングで募っています。クラウドファンディングでは120万円を目標金額としていて、今月末までクラウドファンディング専用のサイト「READYFOR(レディフォー)」で受け付けています。

佐渡テレビジョン

 

 

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