2022年01月15日 18:12更新
上越市の無形文化財、西横山地区の小正月行事の嫁祝いが15日に行われ、子どもたちが花嫁を囲み、子宝に恵まれるよう祈りました。
西横山地区の小正月行事は450年以上前から伝わる伝統行事です。
15日の昼には、嫁祝いが集落にある古民家で行われました。嫁祝いは集落に嫁ぎ、初めての正月を迎えた花嫁が子宝に恵まれるよう願うものです。嫁祝いでは花嫁の周りを、太刀に見立てたヌルデの棒を持った子どもたちが囲みます。子どもたちは棒を打ち鳴らしながら、嫁祝いの歌を唄いました。
参加した児童
「歌を覚えるのがちょっと難しかったが、(親方の)開君に教えてもらった。うまくできた」「子どもをたくさん生んで幸せになれるようにと思った。とてもめでたいと思う」
今年は集落に嫁いだ花嫁がいないため、地域のNPOスタッフの小口大輔さんの妻、文さんが嫁祝いされました。小口さん夫妻は去年の夏に結婚しました。
小口文さん
「初めての参加で大事な行事に参加できて嬉しかった。温かい家庭を築きたい」
小口大輔さん
「いつもはやる側だが、してもらう側で参加してみてみなさん温かいと感じた。これからも子どもたちが主役の行事を続けていきたい」
15日の夜には、行事のフィナーレとなるオーマラが行われます。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.