2022年01月18日 05:52更新
佐渡市の新庁舎建設に向けた安全祈願祭が14日(金)、佐渡市千種の金井コミュニティセンターで行われました。
安全祈願祭には、渡辺竜五 市長をはじめ、佐渡市議会議員、工事関係者などおよそ40人が参加しました。
佐渡市が計画している防災拠点庁舎整備にかかる総事業費はおよそ37億1900万円です。
現庁舎の北側に建てられ、延べ床面積およそ5080平方メートル。鉄筋コンクリート造りの3階建てです。
新庁舎は防災拠点としての役割があり、震度6強~7に耐えることができる耐震強度Ⅰ類で、浸水を想定し基礎を1メートル嵩上げします。また、非常災害時でも職員が対応できるよう400人程度の3日分の上水・トイレ排水・電気などが確保されることになっています。
来庁者用の駐車場140台のほか、思いやり駐車スペースが設置されます。また2階、3階につくられる予定の日除け防止のための格子には佐渡産の木「アテビ」が使用されます。
安全祈願祭では、宮司により祝詞が読み上げられた後、出席者が刈初の儀、鍬入の儀を行いました。
最後には玉串を捧げ、工事期間中の安全を祈りました。
渡辺竜五 佐渡市長
「東日本大震災や熊本地震を踏まえ、庁舎のあり方には、防災という面が必要ということが明確になりました。また、佐渡の将来を考え、一番負担が少ない庁舎の在り方ということで、合併特例債という国の支援をうまく使えるということで、無事に安全祈願祭を迎えるところまできて、ほっとしています。将来にわたって佐渡だけでなく日本全体として人口減少社会が想定されますので、スリムな行政組織というところでも一歩踏み出せたと思っています」
渡辺竜五 佐渡市長
「新築で100年もたせることによって、将来の人口減少社会にも最低限のコストで対応できると思っています。防災の面では、災害が起きたときに市民のみなさんの安全安心を守るべく、その機能を備える庁舎であるということがもうひとつの期待だと思っています。新庁舎は佐渡の自然エネルギーを使う、社会の核となるような、そしてそれが防災のときの核となるような、そんな庁舎を期待しているところであります」
防災拠点庁舎は令和5年10月末の完成を目指しています。
佐渡テレビジョン
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