2021年12月22日 17:59更新

今月17日発生した大阪市北区のビル火災を受けて、上越地域消防局は21日から上越市と妙高市にある類似の建物の緊急立入検査をはじめました。

提供：上越地域消防局

緊急立入検査の対象となったのは、不特定多数の人が出入りする3階以上の建物で、上越市に13件、妙高市は60件のあわせて73件です。

いずれも消防法に違反はしていませんが外に通じる屋内の階段がひとつしかありません。多くはホテルなどの宿泊施設や飲食店などが入った建物です。

提供：上越地域消防局

検査では、消防署員が避難経路となる階段の状況や防火扉に不備がないか確かめたほか、建物の防火管理や、消防用設備が適正に設置されているか、チェックします。

消防によりますと、上越市と妙高市にあるこうした建物での火災は、近年発生していないということです。緊急立入検査は来週28日まで行われます。