2021年12月10日 11:30更新
地域に昔から伝わる「長沢そば」の手打ち体験に9日、妙高市立新井南小学校の児童が挑戦しました。
そば打ちに挑戦したのは新井南小学校の全校児童51人です。
「長沢そば」は長沢地区に伝わる昔ながらのそばで、つなぎにヤマゴボウを使うのが特徴です。
この日は、そば打ち歴50年以上の名人、大野公男さんが講師を務めました。
児童は、はじめにそば粉にヤマゴボウの葉っぱから取った繊維を混ぜ合わせてこねました。そば粉は児童がこの夏、長沢地区の畑に種をまいて、収穫したそばの実で作りました。
このあと、そばのかたまりを棒で伸ばして厚さ1ミリほどにしたあと、包丁で2ミリから3ミリほどに切っていきます。
できたそばは食べずに、パックに入れて持ち帰りました。その代わり、地元のそば店、長沢茶屋からそばが提供され、児童は伝統の味を楽しんでいました。
児童
「オヤマボクチ(=ヤマゴボウ)を入れて作ることを初めて知った。難しかったけど、みんなとできて楽しかった」「力が必要で大変だった。(乾燥して)ちぎれたが(最後は)きれいにできた」
大野公男さん
「伝統文化を大切にしたい。ふるさとにこういう産物があると(子どもたちに)理解してほしい」
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