2021年11月30日 11:55更新
善兵衛さんが励ましてくれます!
去年、創業130周年を迎えた岩の原葡萄園に、創業者である川上善兵衛の40代の頃をモチーフにした木像が贈られました。
川上善兵衛の木像は高さ43センチでクスノキでできています。制作したのは、上越教育大学名誉教授で彫刻家の峯田敏郎さんです。峯田さんは30年前、岩の原葡萄園100周年のときには60歳前後の善兵衛をモチーフにしたブロンズ像を制作、寄贈しました。
今回は、村のために私財を投げ打って、ブドウ栽培に生涯をかけた善兵衛を描こうと、40歳前後の写真を参考に制作しました。
コロナ禍で峯田さん自身、思うように活動が出来ない中、善兵衛の生きかたが励みになったということです。作品は今年1月に完成し上越市の野口副市長の仲介で、岩の原葡萄園に寄贈されました。
峯田敏郎さんは「これから起こるであろう厳しさを頭に入れブドウの品種改良を始めたころの顔。悩み多い顔かもしれません。」と自身の作品について話していました。
岩の原葡萄園の神田和明社長は「130年の歴史には良い時も悪い時もある。とにかくコロナ禍の今を一生懸命やる気持ちに社員がなれる作品。ありがたい。」と感謝していました。
若き善兵衛像は、来年春以降ワインショップ2階の資料室に展示される予定です。
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