2021年11月13日 18:28更新
防災に興味を持ってもらおうと、避難所の生活を体験する1泊2日のキャンプが13日、上越市の直江津屋台会館で初めて行われました。
避難所体験キャンプは良品計画の防災イベントに合わせ、新潟県と無印良品直江津が共同で企画し、今回が初めてです。
無印良品直江津 永田航さん
「『非常時だけの非日常』でなく、アウトドアと組み合わせながら、日常的に災害に対する備えができれば。そういう意識付けを、アウトドアやこういうイベントを入り口に広く知ってもらいたい」
この日は、上越市から7組23人が参加しました。キャンプは1泊2日、参加者は自ら避難所の設営を行い、食事では災害用のレトルト食品などを食べます。
参加者ははじめに、避難所生活に欠かせない段ボールベッドの組み立て作業を体験しました。作業はそれぞれの生活スペースを分ける、2メートルほどの紙の骨組みを組み立て、カーテンを取り付けます。そのあと、段ボールベッドの組み立てに取りかかりました。
ベッドは2種類あり、これは県が使っているものです。台が四角い形で組み立てが簡単なのが特徴です。
これは、上越市が使っているもので、台が格子状になっています。この中に荷物を入れることで、寝ている間の盗難を防ぐことができます。
参加者は、思い思いの生活スペースを完成させていました。
参加者
「骨組みが思ったより簡単で、楽しく体験できた。ほかの人にも体験してほしいと思った」
無印良品直江津 永田航さん
「今、直江津で取り組んでいるだけでなく、どの店でもどのスタッフでも、いざというときの知恵や工夫がスムーズに対応できるような取り組みを広めていきたい」
参加者はこのあと、災害に役立つグッズなどを学んだということです。
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