2021年11月07日 06:00更新
地域の農産物で高級ジュースをつくり、いわゆる6次産業化で世界ブランドに育てた取組みを紹介するビジネスセミナーが上越市で開かれました。
セミナーは、東経連ビジネスセンターの協力で、JCVが開きました。今回のテーマは「山・海・里の恵みの6次化」。講師は宮城県大崎市にある「ag-people(アグ・ピーポー)」の代表取締役の佐々木康二さんが務めました。
ag-peopleは東日本大震災のあった2011年に創業。地元の農家と連携して、山ぶどうやトマトの高級ジュースをオリジナル開発、販路を全国から世界へ開拓しました。
中でも、世界の希少種である山ぶどうは岩手の農家と無農薬栽培に成功。しぼった果汁を3年以上真空状態で熟成させ、濃厚な味わいの高級ジュースに仕上げました。現在、国内外の高級レストランなどで取り扱われています。
ビジネスの展開では、6次産業化をふまえながら、東北の味を海外に売り込もうと、商品のブランディングをすすめました。佐々木さんはビジネスのポイントに商品のファンを作ることをあげたうえで、6次産業化について次の様に話しました。
ag-people 佐々木康二 代表取締役
「一歩一歩お客さんを増やし、価値を共有。生産者・加工者・販売車・取引先と一緒に歩める関係性をつくる。借りに転がり落ちても一休みできる『踊り場方式』をとっている」
現在はコロナ禍で直接営業ができないということですがレストランや通販会社などの新規取引先が増えているということです。
このセミナーの模様は後日、JCVで放送されます。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.