2021年08月03日 17:21更新
上越市在住の60代女性が、電子マネーおよそ1600万円分をだまし取られる特殊詐欺の被害にあっていたことがわかりました。警察は3日に被害届を受理し、特殊詐欺事件として捜査を進めています。
警察によりますと、今年6月中旬ごろ、女性の携帯電話に「本日中に連絡がなければ法的手続きをとる」といった内容のショートメールが届いたということです。女性がメールに記されている電話番号に電話したところ「未払い代金がある」「あたなの名前で外国の偽ブランド商品が売られており、賠償金を支払わなければならない」などと、数回にわたって金の支払いを要求されたということです。
こうして女性は、7月下旬までに上越市内などの複数のコンビニエンスストアで合計およそ1600万円分の電子マネーを購入し、すべてのIDを相手に伝え、だまし取られました。
その後、不信に思った女性は、メールに記されていた電話番号をインターネットで調べ、詐欺に使用されている番号と気づき、警察に相談したということです。 女性は1人暮らしでした。
警察によりますと、今年に入って管内で発生した特殊詐欺1件の被害額は、これが最大だということです。
警察では「電子マネーで賠償金などを支払うことは一切ありません。ショートメールで金を要求するケースは詐欺と疑ってください。お金の話は疑い、すぐに家族や警察に連絡してほしいと」と注意を呼び掛けています。
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