2021年05月11日 11:36更新
新潟県佐渡市で恒例の「天領佐渡両津薪能」が今月5日からはじまり、訪れた多くの人が幽玄の世界に酔いしれました。
この天領佐渡両津薪能は20年以上前から始まり、毎年5月から10月の間に開催されています。
今年1回目が開催された5日は、悪天の影響で会場が佐渡市両津地区原黒の椎崎諏訪神社能舞台から室内の金井能楽堂に変更になりました。
また新型コロナウイルス感染防止対策として予約制での開催となり、地元の人をはじめ観光客などおよそ100人が訪れました。この日は、宝生流の能楽師神主 弌二さんがシテをつとめ、人気の演目「羽衣」が演じられました。
物語は、漁師が松の枝にかかる美しい衣を見つけ、家宝にしようと衣を手にした所へ天人が現れ、羽衣を返してほしいと懇願します。
漁師は羽衣を返す代わりに舞を舞ってほしいと願うと、天人は羽衣を身にまとい優美に舞います。
訪れた人たちは、幽玄の世界を堪能していました。
観客は「佐渡の伝統芸能が、間近で見られてすごく感動した」と話していました。
天領佐渡両津薪能は10月まで開催されます。次回は、6月5日に行われ、演目は「弱法師」です。
佐渡テレビジョン
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