2021年02月21日 10:19更新
「さらさらと雪のお山」、「高田スキー音頭」など、上越市高田に伝わる民謡に親しんでもらおうと20日、高田まちかど交流館でコンサートが開かれました。
コンサートは市民団体、お馬出しプロジェクトが高田に残るご当地ソングや民謡を後世に伝えていこうと企画しました。
会場では女性3人でつくる「ご当地民謡小町」が、「越後いたこ」や「高田花見小唄」など高田に伝わる民謡、6曲を披露しました。
プロジェクトでは去年、民謡の歌詞をまとめた冊子を発行しました。今年は曲を追加した新しい冊子を発行し、コンサートを開催しました。
コンサートには30人以上が集まり、演奏を聞きながら口ずさんだり、民謡をなつかしむ姿が見られました。
友人に誘われて訪れた女性は「こんな大雪の中で気持ちが沈んでいるので、素敵な曲を聞けてよかった。懐かしかった。若い人たちは歌わなくなっているのでこういった機会は良い」と話していました。
民謡のほかに、上越市立直江津東中学校の卒業生でつくる「コーロ・ピアチェーレ合唱団」が参加し、「高田の四季」や「このふるさとを」などを披露しました。
合唱団のメンバーは20~21歳です。高田の四季はこれまでに聞いたことがなく、コンサートに向けて一から練習してきました。
メンバーは「高田の四季はメロディーがかっこいい。初めて歌って好きになった」「歌で来場者とつながれてうれしい」と笑顔を見せていました。
コンサートを企画したお馬出しプロジェクト代表の宮越紀祢子さんは「自分自身、ほかの地域から嫁いできたため、実はほとんど知らない曲だが、地元の人はみんな歌える。それだけ地域に根付いている民謡なんだと改めて実感した。次の世代につないでいくことができれば」と話していました。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.