2020年12月25日 09:26更新
コロナ感染の第3波が広がるなか、福祉施設の入所者が感染した想定の対応訓練が23日、上越市大日にある「ショートスティだいにち」で行われた。
訓練は新型コロナウイルスに感染した疑いのある入所者が、医療機関で検査を受けたあと、施設で預かるまでの想定で行われた。モデルの入所者は要介護度3で、自ら歩くことができず、排泄や食事は職員による介助が必要。
23日は施設の職員約30人が参加し、おむつ替えと食事の提供方法を確認した。施設を運営するリボーンの飛田泰二 代表取締役社長は「コロナが拡大しているなかで実際に我々が動けるか確認したい」と話す。リボーンではこうした場合、感染のリスクを極力少なくするため、職員2人で対応にあたる方針。
入所者はレッドゾーンと呼ばれる個室に入り、厳重体制がとられる。使ったおむつは感染症専用のゴミ箱に入れて処理。また、食事で使われる食器は全て使い捨て。レッドゾーンで対応にあたった職員については他の職員と接触がないよう、休憩室などを別に設けるなどの対策がとられる。
リボーンでは、これからの年末年始、入所者の家族に帰省を控えてもらうよう呼び掛けたうえ、感染症対策を怠りなく実施するとしている。
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