2020年12月03日 17:09更新
県は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、発熱患者などの診療や検査を行う「診療・検査医療機関」を県内に500か所指定した。そのうち上越地域で公表されたのは4か所。また、妙高市新井の宿泊施設「パストラーレ妙高」がコロナ軽症患者の療養施設に指定され、3日に開設された。
上越市で公表されたのは名立区の「名立診療所ひらはら内科クリニック」、稲田の「羽尾医院」、春日野の「ニュータウンクリニック塚田医院」の3つ。妙高市は「妙高診療所」。
受診の流れは、発熱などの症状が出たときにかかりつけの医療機関に電話をすると、症状をみたうえで必要であれば近くの指定機関が案内される。また、夜間や年末年始などかかりつけ医療機関が休んでいる場合などは、県新型コロナ受診・相談センターが設置されていて、24時間相談を受け付ける。なお、発熱があってかかりつけ医療機関を受診するときは、感染防止のため事前に電話で連絡をするように県で呼びかけている。
また、今後クラスターなどで感染者が急増した場合に備え、コロナ患者の宿泊療養施設が3日から妙高市に1か所開設された。指定されたのは、妙高市新井にある宿泊施設「パストラーレ妙高」。約50室が確保され、無症状または比較的軽症の患者を受け入れる。今後、コロナに感染した患者が入院中の医療機関などと調整しながら、順次宿泊施設への移行を進めていく。
県の指定宿泊医療施設は、今年4月に開設された新潟市中央区の「シングルイン新潟第3」に続き2か所目。病床確保数は2施設合わせて約100室となる。
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