2020年11月30日 18:31更新
しっかり養生しましょう!
上越の冬の風物詩、川渡餅がきょう30日とあす12月1日の2日間、高田、直江津の和菓子店で販売されている。川渡餅の由来は約460年前、川中島の戦い。上杉謙信がいくさ前の晩に餅を家臣に配って士気を高め、千曲川を渡って武田信玄に打ち勝ったと伝えられている。以来、謙信公の武勇にあやかり、無病息災の願いを込めて、毎年12月1日に食べられるようになった。
上越市本町2丁目のもちや菓子店では、川渡餅を求めて開店直後から多くの人が訪れていた。地元の人は「毎年忘れずに楽しみにきている」と話す。また、今年はじめて川渡餅を食べるという男性は「これを食べて元気になりたい」と話していた。
もちや菓子店の川渡餅はつぶあん、こしあんの2種類。地元産のこがねもちと北海道産のあずきを使っている。有澤公湖さんによると「杵つき餅でコシがあっておいしい」ということ。また「忙しいけど、なんとなく例年より購入する人が多い気がする。みなさんコロナで気持ちを新たに厄除けだったり、幸せを呼び込みたいのでは」と話していた。
川渡餅は、のぼりが置いてある高田と直江津の和菓子店で1日まで販売される。
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