2020年11月06日 17:50更新
冬を前に妙高市の赤倉温泉スキー場で6日、感染予防のため、利用者が触る手すりやテーブルなどに抗ウイルス剤をコーティングする作業が行なわれた。
コーティングされたのは、スキー場のレストランやチケット売り場などのイスやテーブル、手すりや自動販売機のボタンなど利用者が素手で触れる部分。使ったのは、ウイルスに有効とされる銀や酸化チタンなどを含む特殊な溶剤だ。
「ウイルスを不活性化させ、ウイルスが動けなくなる。掃除で拭き取れば活動できずに終わる。効果は一年。スキーシーズン中はバッチリです」と抗ウイルス剤業者FCRの竹中裕明さん。
赤倉温泉スキー場は、こうしたコーティングを導入するのは全国のスキー場に先駆けたものと話している。
赤倉温泉スキー場田子直樹営業部長は「リフトを運行する会社としては安全安心の提供は当然。私どもの施設から感染者が出ることにないようにしたい」と話していた。
かかった費用は、約150万円。スキー場では、このほかにも感染防止対策として、今シーズンから非接触型の会計システムを導入するほか、食事もテイクアウトメニューを充実させる。
あわせて、消毒が難しいゴーグルや手袋のレンタルは中止する。
田子営業部長は「安心して遊びに来てもらう体制ができた。ファミリーからシニア層まで楽しんで来ていただきたい」とPRしていた。
スキー場では、利用者に対して、レストランやトイレなどを使う際、マスクの着用、3密の回避などの協力を呼びかけることにしている。
赤倉温泉スキー場は12月12日(土)に営業を開始する予定。
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