2020年10月07日 17:51更新

今月からインフルエンザワクチンの予防接種が始まった。コロナ禍の中、医療機関では高齢者や子どもなどを中心に早めの接種を呼び掛けている。 

上越市栄町の塚田こども医院では、例年より1週間ほど早く7日からインフルエンザワクチンの予防接種を始めた。国は今シーズン、過去5年で最も多い約6300万人分のワクチンを供給する予定。なかでも必要とする人に確実に届くよう、65歳以上の高齢者をはじめ、医療従事者や基礎疾患のある人、妊婦や子どもに早めの接種を呼び掛けている。

塚田こども医院では接種予約を1か月前から始めたところ、10月7日時点ですでに11月下旬までほぼ埋まっている状況ということ。

塚田院長はワクチン確保の見通しが立った段階で、11月以降接種受付の枠を増やしたいとしている。

「例年と比べて接種希望者は多いし、できるだけ早く打ってほしいという人が多い。接種は始まったばかりなので、どの医療機関も予約は十分できると思う。まずは掛かりつけ医に相談を。ことしは新型コロナとインフルエンザのW流行が一番懸念するところ。コロナと同じ対応がインフルの予防となる。気を緩めずにしっかり続けることが大切」と述べ、引き続きマスク・手洗い・ソーシャルディスタンスの徹底を呼び掛けている。