2020年09月07日 19:17更新
この冬コロナ禍で心配されているのがインフルエンザの流行。上越市栄町2の塚田こども医院では10月からのワクチン接種へ向け、8日からインターネットでの予約受付を始める。
「コロナとインフルエンザの症状の違いが分からないから、なったときに怖い。病院をどう受診すればいいのか…ことしはワクチン接種は受けたいと思う」と利用者の声。塚田こども医院では10月7日からインフルエンザの予防接種を行う。コロナ禍を受け、接種の開始は例年より1週間ほど早めたという。
塚田次郎院長は「ことしはインフルエンザを流行らせたくない。新型コロナの流行ったときにインフルエンザの流行があったら、どんな対処していいのかパニック状態になる可能性も。新型コロナ検査はうつらないよう、完全防護服になる必要があるが インフルエンザの検査もそこまでやらないといけなくなると思う。そうなると医療従事者の負担がとても大変になる。場合によっては開業医レベルや小さな医療機関でインフル検査が対応できなくなる場合も」と感染予防の早期対応を呼び掛けている。
例年、塚田こども医院では30分の間に70人から80人ほどの接種を行っていたが、今シーズンは新型コロナ対策で待合室が過密にならないよう、時間あたりの予約受付けを半数にする方針。
また13歳未満は2週間から4週間の間隔をあけて2回接種が必要なため、利用者には早めの予約を呼び掛けている。「少し早めに対応してもらいたい。たとえば10月に1回 、11月に1回接種する。本来の流行は1・2月、ときに12月から入ることもある。そのときまでに接種を終わらせてほしい。」
塚田こども医院 ホームページ
なお塚田院長によると、新型コロナの感染症対策でマスク着用や手洗いが徹底されたことで、手足口病やヘルパンギーナなどいわゆる夏かぜの患者は今シーズン、ほとんどいなかったという。
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