2020年08月21日 16:43更新
妙高市の笹ヶ峰高原で、特定外来生物オオハンゴンソウの駆除活動が21日行われ、これまでで最も多い80人が参加して、汗を流した。
オオハンゴンソウの駆除活動は、環境省や妙高市などが10年前から毎年行っている。オオハンゴンソウは北アメリカ原産のキク科の植物。笹ヶ峰高原で繁殖し、本来の植物相を脅かしている。
この日は、自然保護団体やボランティアなど、これまでで最も多い80人が参加し、キャンプ場周辺、火打山登山口駐車場付近など3か所で作業した。オオハンゴンソウは繁殖力が強く、根っこから引き抜く必要がある。
キャンプ場周辺では「環境サポーターズ」と呼ばれる妙高市の登録ボランティアが中心となって作業にあたった。
環境サポーターズは「笹ヶ峰に来る道にもオオハンゴンソウがあった。定期的な駆除が必要だ」「笹ヶ峰には来ることがあるので、駆除は恩返しです。(外来生物のない)山であってほしい」などと話した。 きょう参加者がこれまででもっとも多かったのは、環境サポーターズの存在がある。市では、市民ボランティアの参加が広がることで、国立公園の貴重な自然を守ってもらえたらと期待している。
妙高市環境生活課の渡辺能成係長は「口コミで(ボランティアに)加盟している。登山口 キャンプ場周辺は駆除の効果が出ているので、ボランティアなどと協力しながら活動を続けたい」と話した。
駆除されたオオハンゴンソウは昨年並みの400kg~500kgほどだったという。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.