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新上越斎場 将来需要にあわせて火葬能力UP 令和5年度着工へ

2020年07月02日 16:18更新

上越市は火葬件数のピークが見込まれる15年後にむけて老朽化した上越斎場を新築することになった。火葬炉を今の4基から5基に増やすなど、火葬能力を高めて対応する。

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2日に開かれた上越市議会厚生常任委員会で示された。現在の上越斎場は昭和60年に建設。4基ある火葬炉は旧式で火葬時間がかかるほか、告別ホールが分かれていないため、複数の火葬を受け入れた場合、遺族の動線が重なり合うなどプライバシーの問題が指摘されてきた。

こうした中、基本構想案では火葬炉を4基から5基に増やし効率をあげると共に性能も向上することで、火葬から収骨までの時間が現状の150分から45分短い105分になるとしている。これにより予約が集中する午前10時から午後1時までの火葬件数は、現在の1.5倍、10回まで増やせる。市では令和17年~21年の間に火葬需要がピークを迎えるとして、年間2,869件の火葬件数を見込んでいるが、新しい斎場ができれば柿崎区の頸北斎場とあわせて対応できるとしている。

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このほか告別室は3室に増やし、待合室も火葬炉と同じ5室設ける。新しい斎場は現在の場所から市道を挟んだ北西側に作られ、令和6年度の供用開始を目指す。着工は5年度からの予定で事業費は概算で約24億~30億円を見込んでいる。

なお新設を検討していた動物炉は、頸北斎場と民間業者の火葬能力で対応できるとして見送られた。
この構想案については7月10日(金)~8月11日(火)までパブリックコメントで意見を募集する。

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