2020年06月20日 23:56更新
夏の夕暮れのひと時を楽しんでもらおうとフリーマーケットや懐かしの映像を投影するイベント「夏至祝祭」が20日、高田世界館前にある高田小町広場で開かれた。
このイベントは一年で最も日が長い夏至の夕暮れを屋外で楽しんでもらおうと、移動制限の解禁にあわせてNPO法人、街なか映画館再生委員会が開いた。代表の岸田さんは「外でイベントやりたかった。春からここでフリマをやろうしてたがコロナで思うようにいかなかった。夏至だし黄昏時きれいかな、夕涼みながらできればと企画した」と話す。
スタートは涼しくなった午後4時から。高田小町広場では音楽ライブやフリーマーケットが開かれ、古本や雑貨、アクセサリーなど8つのブースが並んだ。本来なら倍以上のブースが出店できるが、人が密集しすぎないよう数を絞り間隔を取る工夫をとった。
週間少年マガジンの古本に出会った男性は「この昔のやつとVHSを買った。久しぶりに外出を楽しんでる。自粛疲れが続いてたがやはり外の空気を吸うと違う。お宝にも出会えたしね」とご満悦。
陽が落ちると恒例となった、映像をスクリーンに投影する野外上映会の始まり。今回の目玉は16mmフィルム1971年に当時の妙高高原町が作った妙高山の四季の映像が上映された。50年ほど前の映像であるものの、山頂までスキーを担ぎ、急斜面を駆けてくるダイナミックな映像が流れ、訪れた人を釘付けにしていた。
春日山から訪れた男性は「昔の映像が懐かしくて来たがすごい。20歳くらいでそのころ赤倉にスキーに行っていた、山スキーまでは行かなかったけどね」と唸っていた。
街なか映画館再生委員会では来月の海の日前後にも同様のイベントを計画していて、次回は飲食ブースも設ける方針。
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