2019年12月25日 08:30更新
うどんには「太く長く生きられますように」など長寿への願いも込められているが、最近は“年明けうどん”として、梅干しや桜海老のかき揚げ、イクラ、紅ショウガなど、紅いものをトッピングした縁起の良い紅白うどんを年始に楽しむ人が増えている。
お酒を飲む機会の増える年末年始、“年明けうどん”にピッタリなうどんが妙高市にある。その名も「肝太くんうどん」。いかにも肝臓に縁がありそうなネーミングだが、その通り、肝臓機能の改善が期待できることで話題となっている。
このうどん、実は、水の代わりに、メグスリノキのエキスが練り込まれている。
メグスリノキは、日本固有の樹木。江戸時代に、この樹皮を煎じて点眼薬や洗眼薬として用いていたことから、この名前で呼ばれるようになったと伝えられている。戦国時代には、軍師 黒田官兵衛の祖父がメグスリノキで家伝薬を作り、黒田家を盛り立てたとされている。また中国の古典に「肝気は目に通じ、肝和すれば、目よく五色を弁ず」とあるように、メグスリノキは肝機能を高める成分が含まれていることでも注目されている。
「肝太くんうどん」製造元の「肝太・西条農園」の取締役 池田勝重さん(通称 肝太さん)は、30年前、この木の枝からチップ茶を製造し、販売に取り組み始めた。特にお酒を飲む人を中心に、地元はもちろん県外からも評判を呼んでいる。
メグスリノキエキスを練り込んだうどんは、ツルっとしたのど越しで、温・冷どちらでも美味しく味わえる。飲みすぎて食欲の無い時にもおすすめ。
「肝太くんうどん」はインターネットでの販売の他、「道の駅あらい 四季彩館ひだなん」「よしかわ杜氏の郷」でも販売している。
■問合せ:肝太・西条農園 TEL 0255-72-3497
※詳しくは「肝太くんうどん」で検索
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