2019年12月02日 18:51更新
住民の悩みごとを行政や関係機関につなぐ民生委員と児童委員の退任者感謝状贈呈式が2日上越市で開かれた。
民生委員は県の非常勤特別職。地域と行政とのつなぎ役として、高齢者をはじめ障害のある人や子育てに悩む人など援助を必要とする人の相談に乗り、支援活動に当たる。
上越市の定員は437人、今年は3年ごとの改選にあたり、221人が退任した。
式典では、村山市長から代表者に感謝状が手渡された。
この中の一人、5期15年勤めた小池弘さんは「高齢者が増える中、認知症や孤立が心配だった。そのような中でも見守りや安否確認で『ありがとね』の一言が心に響いた。相談を受けた事案が解決した時はうれしかった」と振り返っていた。
さらに新たな民生委員に対しては「住民の立場に立って心を込めて話しを聞いてほしい」とエールをおくっていた。
市では、民生委員の負担を軽くしようと、各町内会が委員をサポートする取組みを進めたり、協力員制度の導入も検討している。
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