2019年11月08日 12:39更新
人材不足に悩む介護業界を支援しようと、ハローワーク上越が福祉就職面接会を11日に開いた。
面接会は11月11日、介護の日に合わせ毎年開かれている。ハローワークによると今年9月末現在の有効求人倍率は1.45倍。その内、介護サービス業は2.75倍と高くなっている。
ハローワーク上越の長谷川徹次長は「相変わらず人手不足の状況続いている。求人が多いということは、会社の選択肢が増えるということ。求職者には、なるべく働きやすい職場を見つけてほしい」と話した。
この日は、上越地域の福祉事業所19社と介護職を希望する20代から60代までの男女24人が参加した。
介護サービスの仕事は夜勤や土日の勤務など、労働条件が折り合わず、離職する人が多いということで、各事業所では職場環境の改善に取り組んでいる。
この日の面接に参加した、ある事業所は、新人1人を2人で指導する体制を今年度から始めたと話した。具体的には、直属の上司が技術面を指導し、別部署の上司が心のケアを担当するもの。その結果、新人から「悩みを相談しやすくなった、働きやすくなった」という声があったという。
長谷川次長は「企業には、より働きやすい環境を作っていただきたい。ハローワークでも手伝いを積極的に行っていく」と話した。
求職者として参加した女性のひとりは「会社を定年になったあと、介護職に興味があり挑戦してみたい」と話していた。
ハローワーク上越では年3回、こうした面接会を開いていて、次回は来年2月の予定。
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