2019年09月28日 11:13更新
刀や扇子を使った伝統舞踊「剣詩舞(けんしぶ)」に取り組む上越市の団体が来月、長岡市で開かれる国民文化祭の祭典に出演することになり、最後の仕上げに励んでいる。
国民文化祭2019「吟舞(ぎんぶ)の祭典」に出演するのは、上越市を拠点に活動している藤尾流火舞斗会(ふじおりゅうかぶとかい)。
この会は、上越市の舞踊家 藤尾志寿輝さんを宗家とする「剣詩舞」の一派で、刀や扇子を使いながら吟詠に合わせて舞う。
本番では謙信公が難攻不落と呼ばれた七尾城を攻める際に歌った漢詩「九月十三夜陣中の作」を披露する。
この日は出演する5人全員が本番と同じ衣装を着て通し稽古を行った。国民文化祭という大舞台をまえに、立ち位置や手足の動きなど、細部にわたってくり返し確かめていた。
メンバーのひとりは「まだまだ出来は60点。上杉軍の勇姿が伝わるような踊をしたい」と意気込む。
火舞斗会の藤尾志寿輝さんは「新潟県はまだレベルが低い。今回の舞台を、広く興味を持ってもらえるような機会にしたい。我々もいい踊りをして頑張りたい」と話す。
国民文化祭「吟舞の祭典」は10月6日(日)に長岡市立劇場大ホールで行われる。
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