2019年09月22日 20:39更新
今月いっぱいで閉館となる、妙高市いもり池にある妙高高原ビジターセンターで22日夜、館内を光と音楽で演出する催しが初めて開かれた。
「光と音楽の祭典」と題したこの催しは、今月末で閉館となるビジターセンターとの別れを明るく、楽しいものにしようと、上越教育大学 大学院生の協力のもと企画された。
通常、ビジターセンターは午後5時に閉館するが、きょうは午後8時まで延長。館内の展示室が赤や青の光で彩られた。
また別室では、いもり池周辺の映像に合わせてヒーリングミュージック流された。来館者も一緒に打楽器をもって音を奏でるなど、非日常的な空間が演出さていた。
上越市から初めて訪れたという小学生は「夜はおもしろい。きれい」と話し、目を輝かせながら館内を巡っていた。
同館の春日館長は「妙高は芸術と縁がある地。自然科学だけでなく、歴史や音楽とのコラボレーションなど、こういう使い方があっても良いことがわかった。アクティブな新しいビジターセンターになっていけばおもしろいと思う」と話した。
ビジターセンターは昭和58年に県が建設し、妙高市が運営してきた。36年にわたり自然観察などの拠点として親しまれ、年間約10万人が利用している。
妙高高原ビジターセンターと、隣にある食堂ホンドリスは今月末で閉館となり、今年度中に取り壊される予定。その跡地には、環境省直轄の新しいビジターセンターが建設されることになっている。広さは現在の約2倍の800㎡。妙高戸隠連山国立公園の全体を案内できるビジターセンターになる予定で、令和4年度のオープンを目指している。
春日館長は「これから最も人が訪れる秋の行楽シーズンを迎える。閉館になっても、工事が始まるまでは、駐車場やトイレを使えるようにしていく予定。この周辺は立ち寄れる場所が限られている。少しでも早く新ビジターセンターが完成し、多くの人を迎えられるようになってほしい」と話していた。
※ご覧の記事の内容は2019年9月24日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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