2016年11月01日 12:45更新
上越市清里区の有限会社グリーンファーム清里が地域農業の振興に優れた功績をあげ、国から農林水産大臣賞を受賞した。上越市内の農業関係者が同賞を受賞するのは、去年柿崎区にある「ふるさと未来」に続いて2年連続。
グリーンファーム清里では、130ヘクタールの農地で稲作を中心にアスパラ菜やタラの芽などを栽培している。設立以降、平場だけでなく少子高齢化が進む山間部の使わなくなった農地を集約し、耕作放棄地の解消に貢献してきた。また、冬の間は稲の苗を育てるためのハウスを活用して野菜を栽培するなど収益力の高い経営が地域農業の振興につながっていると国から評価された。
このほかにも区内にある農事組合法人や専業農家と連携し、人員や農機具の貸し借りするなど地域農業の維持発展に貢献。障害のある人に農業分野で働く機会を増やす取り組みもしている。
農林水産大臣賞の表彰式は、11月10日に岐阜県で開催される。