2017年03月23日 14:34更新
上越教育大学の佐藤芳徳学長が今月末で4年の任期を終える。
佐藤学長は筑波大学大学院を卒業後、上越教育大学で学校教育学部の教授や、附属小学校の校長、上越教育大学の副学長を歴任し、平成25年から4年間学長を務めた。
4年前の就任会見で「教員就職率の向上に努めたい」と述べた佐藤学長。任期中、学部生の教員就職の内定率は80%台を維持。2年前は国立の教育大学や教育学部のある総合大学を合わせた44校のなかで、3番目に高い84.9%だった。また、去年3月に卒業した大学院生の教員就職率は100%で全国1位にも輝いた。
22日、退任のあいさつで妙高市の小林教育長を訪れた佐藤学長。「教育実習や妙高フレンドスクールなど様々な形で市と大学が連携することで、学生は勉強になり、教育の質が高まった」と感謝の気持ちを述べた。
佐藤学長の任期は3月31日まで。「大学改革を進め、日本の教員養成大学の先導的な大学として充実することを願っている」とこれからの大学運営に期待している。
新学長には上越教育大学大学院の学校教育研究科教授の川崎直哉さんが就任する。