2016年10月26日 14:45更新
上越市は、居多にある上越斎場を、道路を挟んだ隣の場所に移転新築させる計画で、26日概要案が議会に示された案では、完成後に柿崎区にある頸北斎場の利用を停止し、斎場を一か所に統合する計画。
現在、上越市民が利用する斎場は、上越斎場をはじめ、柿崎区にある頸北斎場、新井頸南広域行政組合が運営する妙高市の経塚斎場の3か所。市ではこのうち上越斎場について建設から30年が経ち火葬炉などの設備が老朽化していることや、利用者の多様なニーズに応えるため、現在地の北側にあたらしい斎場を建てる計画をしている。
財源には、国からの支援が受けられる合併特例債を利用する考え。類似する公共的施設を統合すると合併特例債の対象になることから、市では建設から23年が経過し設備が老朽化している頸北斎場の利用を停止し、新しい斎場と統合する考えだ。すでに関係する地域で説明をはじめているほか、今後、直江津区と柿崎区の地域協議会にこの問題を諮問することにしている。
説明を受けた委員からは、現在の施設を修繕して使い続ける場合との比較検討を求める意見や、斎場から遠い市民に配慮を求める意見が出された。市では、今年度中に基本構想をまとめる予定で、構想案ができ次第議会に示されることになっている。