2019年03月08日 16:57更新
郷土の偉人を身近に
「郵便の父」として知られる前島密の足跡や地元に残るゆかりの品を紹介する記念誌がこのほど刊行された。希望者には無料で配布される予定。
今回刊行された記念誌「前島密ふるさと上越との絆」。市民団体「前島密翁を顕彰する会」が今年、密の没後100年にあわせてつくった。
記念誌には、密の手紙や掛け軸などその足跡や人となりがわかる資料約100点が掲載されている。
いずれの品も去年、会が市民によびかけた結果、寄せられたもので、なかには、密の知られざる逸話もある。
7日は会のメンバー5人が村山上越市長をたずね、記念誌を手渡した。
堀井靖功 会長は「密というすばらしい人物についてあらためて学ぶことができた」と話した。
村山市長は、充実した内容を評価し、記念誌を小中学校の学習に生かしたいと応えた。
堀井会長は「これまで日の目を見なかったものばかり。個人で眺めていたものが多い。提供してもらった手紙なども冊子にのっている」と。
記念誌はB5版64ページ。フルカラーで6,000部。費用はすべて会で賄ったということ。市内の小中学校に配布される他、前島密記念館の入館者で希望する人、また郵送希望者に合わせて1,000冊を無料配布することにしている。
堀井会長は「生誕の地にこれだけのものが残っていることを見てほしい。そして全国に発信させたい。記念しにはその思いが込められている」と話した。会によると、情報提供を締め切った後も掛け軸や手紙に関する情報が寄せられていて、今後もそうした資料を紹介する活動を続けるということ。
※ご覧の記事の内容は2019年3月8日(金)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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