2019年03月02日 15:38更新
上越市寺町3丁目にある日蓮宗妙国寺の副住職、中嶋教大さんが100日間に及ぶ修行「大荒行」を終え2日、修行を終えたことを伝える式が行なわれた。
大荒行に臨んだのは妙国寺の住職、中嶋教高さんの次男で、副住職の教大さん37歳。日蓮宗の大荒行は毎年11月1日から2月10日までの100日間、千葉県市川市の法華経寺で行なわれ、全国の僧侶が参加する。
修行では身を清めるために1日7回の水を被る水行やお経をあげることを繰り返す。これを毎朝2時に起き、夜の12時ごろまで続ける。1日の睡眠時間はわずか2時間、食事は朝と夕方の2回でおかゆと味噌汁のみだ。
寒さと飢えと眠気に耐える厳しさから、「世界三大荒行」のひとつと呼ばれている。中嶋さんが大荒行に臨んだのは7年ぶり3回目。今回、修行中に咳が止まらず、肋骨にヒビが入り、苦しんだという。修行を終えたあと体重は17kg落ちていた。
中嶋さんは「蓄膿がたまり、せき込みが激しくて肋骨にヒビが入った。せき込むだけで涙が出るほど痛く、辛い思いをしたが、ご祈祷するお坊さんとしての自覚を今まで以上に持つことができた」と振り返った。
中嶋さんは北陸地方から大荒行に参加した5人とともに妙国寺に戻り、水行に臨んだ。このあと、檀家や信徒に修行を終えたことを伝え、平和や健康を願った。
※ご覧の記事の内容は2019年3月4日(月)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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