2019年02月01日 04:09更新
安心安全に暮らせる町づくりを実現するため、上越市が3年前に定めた基本計画がこのほど見直され、すべての取組みに達成すべき目標が設定された。
見直されたのは「上越市みんなで防犯安全安心まちづくり推進計画」。見直しの検討会議では、全国で子どもや高齢者を狙った事件が相次いでいることから、子どもや高齢者に関連する事業に見直しの要望が集まっていた。その結果、実施する40の事業すべてについて、計画の最終年度である2022年度までの達成目標が設定された。
そのうち、いわゆる青パト、青色回転灯をのせた公用車によるパトロールについて、昨年度の走行実績2万5千キロ余りを3万キロとした。パトロールは市全体をまんべんなくこまめに行う方針。
また、特殊詐欺による被害が増加していることから、町内会や老人会にむけた防犯座談会の開催を昨年度の293回から最終目標を500回と大幅に増やした。上越警察署によりますと、昨年1年間に管内で発生した特殊詐欺による被害額は約8,400万円と県内で最大となっている。
また、幼稚園・保育園、小学校などが対象の防犯教室の開催を昨年度の34園45校から最終目標71園51校としている。
また、不審者の出没や火災など突発的な事案が起きた場合に発信する安心安全メールについて、今年度10月現在の登録数1万1千件あまりを最終目標2万人の登録をめざすとしている。
市では今後、見直し案を盛り込んだ実施計画を4月に作成する方針。
この計画に基づいて行われる事業については、広報上越や市のホームページで紹介されることになっている。
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