2019年01月25日 07:39更新
うちわ太鼓を叩いて上越市高田の市街地をまわる日蓮宗伝統の寒修行が始まっている。
寒修行は、日蓮宗の僧侶や檀家の人たちなどが無病息災や家内安全を願いながら夜の町をまわるもの。88年前にはじまった。
23日の夜は、約40人が寺町3丁目の常顕寺を出発、班ごとに寺町や仲町、東本町など9つの地区を歩いた。なかには、幼い子どもやお年寄りの姿もあった。
今年は暖冬で雪はないものの、この日の夜、高田では強い雨が降り続いた。
厳しい寒さのなか、うちわ太鼓の音と「南無妙法蓮華経」を唱える声が雁木通りにひびき渡った。
地域住民は、「来る方も迎える方もご苦労様という気持ち」「病気することもなくご利益いただいている」と話していた。
寒修行は、今月20日の大寒にはじまり、来月3日節分までの15日間、毎日続く。住民から寄せられた浄財は、上越市社会福祉協議会に寄付される。昨年は糸魚川駅北大火の復興支援に寄付されたということ。
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