2019年01月11日 15:14更新
上越市板倉区と長年交流を続けている沖縄県宮古島市の小学生が11日、上越市立山部小学校を訪れ、雪遊びを通じて交流を深めた。
山部小学校を訪れたのは宮古島市城辺地区の4つの小学校に通う5・6年生8人。
この交流事業は明治時代、板倉区出身の中村十作が、悪税といわれ長年住民を苦しめた宮古島の人頭税の廃止に尽力したことが縁で平成6年から続いている。一行は中村十作記念館を見学した後、山部小の全校児童32人と一緒にソリや雪合戦、スノータワーづくりなど初めての雪遊びを楽しんだ。宮古島の子どもたちは皆「上越は寒い。雪が冷たい」と話ながらも、終始笑顔を見せていた。
雪遊びの前には学校で歓迎会も開かれ、宮古島の8人が自分たちの地域や学校の様子を説明。また、山部小の児童は2学期に地域の住民と一緒に作った中村十作の紙芝居を披露した。山部小の6年生男子は「僕らの運動会と違い、宮古島では『エイサー』など、沖縄の踊りを踊っていてかっこいいと思った。中村十作の人頭税廃止が縁で交流できるのはよいこと」「宮古島と上越市は遠いが、これから10年、20年と交流が続いていければ」と話していた。
地域の偉人が生んだ南国と雪国の縁は今年で25周年を迎えた。8人は山部小の6年生の家にホームステイしながら、13日まで上越市に滞在。12日はスキーに挑戦するという。また2月10日に板倉区で開かれる寺野遊雪まつりにも宮古島の人が訪れ、郷土料理のヤギ汁を振る舞う予定。
※ご覧の記事の内容は2019年1月11日(金)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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