2018年10月31日 18:06更新
31日、上越市の直江津港にオーストラリアから液化天然ガス・LNGを積んだ船が入港した。
これは、国際石油開発帝石インペックスが中心となって、オーストラリアで立ち上げた和製プロジェクトの初出荷。今後、安定的に日本へLNGを供給するルートとして直江津港の存在感がますます高まるものと注目されている。
プロジェクトは、「イクシス」と呼ばれ、インペックスが日本のエネルギー関連企業とともに、20年前、オーストラリアで立ち上げたもの。LNGはオーストラリアの北西部で産出する天然ガスから生産している。31日、その初出荷となるLNG船がダーウイン港から8日かけて直江津港に入った。
直江津港の近くにはインペックスのLNG基地があり、ここでLNGを気化して、製品化したあと、自社パイプラインネットワークで関東地方にむけ送り出される。
国際石油開発帝石の北村俊昭会長は「イクシスと直結することで直江津港と上越の役割はますます大きくなる」と話した。
オーストラリアのイクシスでのLNG生産量は年間890万トン、これは日本の年間輸入量の1割以上にあたる。インペックスでは環境に負荷がかからないエネルギーとして、国内のLNG需要を積極的に開拓しイクシスからの輸入を増やしていく方針だ。
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