2018年10月10日 14:52更新
ニュージーランドで、『ホビット』など人気ファンタジー映画の造形にたずさわった上越市出身のクリエイター、大橋将行さんが休暇で帰省している。大橋さんはどのようにしてクリエイターの道に進んだのか、話を伺った。
大橋将行さんは現在37歳、上越市安江出身。高田工業高校を卒業後、北海道の大学で美術や造形を学んだ。現在は、ニュージーランドにあるファンタジー映画の造形や映像をつくる会社「WETA(ウェタ)ワークショップ」のクリエイターとして活躍している。主に大道具などセットの制作にあたっている。
大橋さんが映画業界に興味を持ったのは、映画業界の仕事をしていた父・広史さんの影響が大きいと話す。「映画 ターミネターを見て、父から人の手で作られたものだと教えら、興味を持った。それがきっかけで手で作るおもしろさ、素晴らしさを覚え、そこからずっと……」
大橋さんは、休暇を利用して先月から帰省している。リフレッシュの傍ら、父に贈ろうと金魚のオブジェを制作している。
「故郷の広大さ、四季のはっきりしたところなど感性は受けている。地元は都会に比べて人柄のあたたかさが大きい。帰ってくるたびに応援してもらい励みになっている」と。
現在も大きな映画セットを制作しているという大橋は「映画は続けていきたいが、合間をぬって、会社が求めるものではなく、自分が作りたいものを制作したい。10年、20年かけてコツコツ作品を作り、名前を広げていきたい」と意欲を示している。
また、これからの若者たちに「やりたいと思ったことを必死にやる。敗けてくじけても諦めずにやることが大事」とメッセージを送っていた。
※ご覧の記事の内容は2018年10月10日(水)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch)初回18:30~
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