2025年03月28日 20:56更新

「高田城址公園観桜会」が、きょう28日（金）開幕しました。主役のサクラはまだつぼみですが、記念すべき第100回を迎えたことしは、忠霊塔前の調査木や高田駅前広場でのプロジェクションマッピングなど、これまでにない新たな取組も行われています。

高田城址公園にある調査木のサクラです。まだつぼみですが、28日（金）から高田城址公園観桜会がはじまりました。

第100回の記念イベントの1つが、プロジェクションマッピングや特別ライトアップです。

忠霊塔前の調査木では、樹齢100年を超える木に観桜会の歴史を知る「老人」が映し出され、サクラが植えられた経緯や来場者へのメッセージなどを語る演出が行われています。1つの話はおよそ10分です。

1年を通してサクラを管理している桜守の小山秀さんは「100回の節目に桜守をさせてもらえていることに感謝。また先の100年までサクラを残せるように、地道な活動をコツコツ続けていきたい」と話していました。

観光客の出入り口となる高田駅前の広場では、映像と音楽で訪れた人を迎える「ウェルカムゲート」が演出されています。サクラの花びらがゆっくり舞い、春の魔法で花が咲く様子などが表現されています。

そのほか、公園東側の東三の丸広場（桜見本園）のライトアップも初めて行われます。各プロジェクションマッピングとライトアップは、観桜会会期中の4月13日（日）まで、毎日午後6時～9時まで行われています。

また、4月4日（金）～8日（火）は、上越市立歴史博物館でもプロジェクションマッピングが行われます。博物館の外観にサクラ吹雪などが映し出される華やかなショーのほか、過去の観桜会の写真などが映し出されます。時間は、午後7時15分～9時までです。

詳しいイベント内容については、上越観光コンベンション協会のホームページをご覧ください。

観桜会は、4月13日（日）まで開かれます。日本気象協会によりますと、高田城址公園のサクラの開花予想は4月2日（水）、満開は7日（月）です。

このほか、観桜会にあわせて、本町通りと仲町通りの間を流れる儀明川沿いのコヒガンザクラも初めてライトアップされています。およそ450メートルに渡り33本のコヒガンザクラが植えられていて、現在少しずつ開花しています。