2017年02月01日 16:43更新
上越市東本町に町家を改修した「町家カフェ イエ」が1月27日にオープンした。店舗は東本町1丁目の雁木通り沿いにひっそりとたたずむ。
店を営むのは打田さん夫妻。店主の打田亮介さん(31)は北海道出身。東京で内装インテリアや店舗の施工管理などに携わってきた。地方への移住を模索し始めた時、上越市の雁木の事を知り、利活用されていな現状に「もったいない」という思いを抱き、去年の9月末に上越に移住。
「雁木の町家を知り、間口の広さや、昔ながらのたたずまいを利用するおもしろさに魅力を感じた。上越にはカフェも少なく、町を盛り上げる起爆剤になれれば」と笑顔で話す。
カフェの一押しは店主が入れるコーヒー。豆は東京の堀口珈琲から焙煎したばかりのものを取り寄せ、ハンドドリップでこだわりの味を提供している。その他、各種ドリンクやスコーンなどを置いており、順次メニューを増やしていく予定。ブレンドコーヒー380円(税込)
目を引く特徴的な内装は、デザインから工事までほとんどの作業を夫婦で手掛けた。入口すぐのカウンターの奥には町家ならではの雰囲気を生かした、落ち着いた空間が広がっている。井戸端会議に花を咲かすのもよし、1人で読書をしながらなんてのも悪くない。2階のスペースは、今後改修して、打合せやミニ講演会などもひらける貸ミーティングルームにする予定だ。
打田さんは「家にいるような感じでおいしいコーヒーを飲んでもらいたい。町家を生かせることを知ってもらいたい」と話す。近日中にフリーWi-Fiも導入予定。テーブル席にはコンセントも備えてつけられていて自由に使えるということ。リノベーションなどの相談も随時受け付けている。
町家Cafe Re:イエ
■住所:上越市東本町1-1-11
■問合せ:℡025-520-9105
http://re-works.wixsite.com/cafe-re-ie