2018年08月15日 05:30更新
国体ボクシング競技の北信越予選が、今月24日に新潟市で開催される。成人男子フライ級(52kg)に新潟県代表として上越市出身の市川春希さん(駒澤大4年)が出場する。
市川春希さん(21)
ボクシングはジュニアのころに始める選手が多いなか、市川さんが始めたのは高田農業高校に入学してから。めきめきと力をつけ、高校3年生の国体(少年男子)で全国2位に輝いた。その後、駒澤大学に進学し、1年生の時に国体(成年男子)で3位という成績を収めた。
市川さんが得意とするのは相手が攻撃してくるタイミングに合わせてパンチを打ち込む“カウンター”。判断力や瞬発力が必要とされる高度な技。
10日、大学の夏季休暇を利用して帰省した市川さんは、上越市富岡にあるフィットネスクラブで汗を流していた。
フィットネスクラブの川瀬広倫トレーナーは市川さんが高校の時にボクシングを教えていたことがある。「市川はセンスがある。相手との距離感が良く、高校時代よりも踏み込みが速くなった」と実力を認める。
市川さんは現在、駒澤大学で週6日練習に励んでいる。「足の運びが苦手なので練習ではしっかり意識して取組むようにしている」と調整を続ける。
国体ボクシング競技の北信越予選は今月24日に行われる。2位までに入れば秋に開催される第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」の出場権を手にできる。
市川さんは大学卒業後、ボクシングは続けないと決めている。「今年が最後。必ず全国優勝する」と意気込んでいる。
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