2018年06月07日 13:29更新

利用開始から31年目を迎える北陸自動車道 正善寺トンネルで現在、改修工事が進められている。そのため、通行規制と夜間の通行止めを実施している。工事は11月中には完了する見通し。 

北陸道 正善寺トンネル ※新潟市寄りから撮影

NEXCO東日本 新潟支社によると、支社内の高速道路、北陸道と関越道の74％にあたる892.9㎞が開通から30年以上経過している。このうち、北陸自動車道 新潟方面に向かう下り線、名立谷浜IC～上越JCT間の正善寺トンネルでは、老朽化による路面のひび割れや隆起が発生している。

隆起は年間2.5mmペースで進み、30年間で最大130mmとなっている。NEXCO東日本ではトンネルの変形を防ぐ工事を昨年夏から進めてきた。

工事の内容は約96mに渡り、路面を掘り起こしたあと、“インバート”とよばれる逆アーチ型のコンクリート枠を設置する。これによりトンネルにかかる外圧に耐えることができ、地割れや隆起が防げるという。 

NEXCO東日本 新潟支社 上越管理事務所の田口薫 副所長は「平成7年に対策を講じたが、変状が進んでいる。インバート設置でないと変状は収まらないと考え、工事を実施している」と経緯を説明。高速道路を通るドライバーに対しては「トンネル内は狭いので、スピードを落として走行してほしい」と呼びかけている。

北陸道リニューアル工事 夜間通行止め
■区間：下り線(新潟方面)　名立谷浜IC～上越JCT
■期間：6月18日(月)～6月26日(火)・7月30日(月)～8月1日(水) ※期間中の土・日は夜間通行止めの実施なし
■時間：各日20時～翌6時
※8月3日(金)までのうち夜間通行止め実施時間帯以外は、昼夜連続斜線規制を実施

迂回路など詳しい情報はNEXCO東日本のホームページで。

※2018年6月7日(木)のニュースLiNKで放送 初回18：30～