2018年04月08日 08:05更新
長野県内を走る、しなの鉄道の観光列車“ろくもん”が7日、えちごトキめき鉄道に乗り入れた。高田駅では多くの市民が長野からの乗客を歓迎した。
しなの鉄道の観光列車“ろくもん”
“ろくもん”は軽井沢駅と長野駅の間を走る、しなの鉄道の観光列車。3両編成で運行し、車内では信州ワインと長野県の料理を楽しめる。
上田市の母袋市長(写真右から2番目)を出迎える上越市の村山市長(右から3番目)
7日にはじめて長野県上田駅と高田駅の間で運行され、長野県からの乗客を中心に関東・関西も含め69人が利用した。高田駅には、上越市の村山市長をはじめ、100人を超える市民が集まり、紅白のバルーンで出迎えた。
えちごトキめき鉄道の嶋津忠裕 社長は「夜桜は他の地域にはない。乗客には夜桜までじっくりと楽しんでもらえれば」と話した。
ろくもんの到着は午後1時過ぎ。乗客はさっそく桜を見ようと高田公園へ向かった。
長野市からの女性は「長野も良いが、高田にはサクラの並木道があって良い」と。また同市の男性は「おいしい酒とすばらしいサクラが最高」と高田のサクラを満喫していた。この男性は「マラソンをしているので、公園内は良いコースだと思う」と話し、6月に高田城ロードレースがあることを聞くと「来年はエントリーしたい」と、再び来越することを望んでいた。
なお、しなの鉄道・えちごトキめき鉄道の2つの列車が県外の路線に乗り入れるのは今回が初めて。えちごトキめき鉄道の嶋津社長は「四季折々の良い時期に、今後も相互乗り入れを積極的にしたい。新たな信越同盟になってくれれば」と今後の交流に期待を寄せている。
4月13日(金)にはトキめき鉄道“雪月花”がしなの鉄道に乗り入れ上田駅に向かう。今回の相互乗り入れは、上田市と上越市が姉妹都市であること。また上越市・上田市・甲府市の3市の商工会議所で同盟を結んでいることから実現した。
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